人には誰しも「得意」「苦手」があります。
それは障害のあるなしに関係なく、個性として自然に存在するものです。
ひだまりヴィレッジでは、ご利用者様の「苦手」に対して無理に克服を促したり、比較するような関わりは行っていません。

掃除が苦手、料理が不安、人とのやりとりが怖い…。
そうした気持ちをまずは「そのまま受けとめる」こと。そこから関係性がスタートします。

たとえば「掃除が苦手」とおっしゃる方には、「どこまでならできそうですか?」と尋ね、具体的に一緒にできる方法を探していきます。
誰かと比べるのではなく、ご本人のペースで、一歩ずつ生活力を育んでいく支援を目指しています。

自分の苦手を“安心して話せる関係”があること。
それこそが、自立に向けた第一歩なのだと、私たちは実感しています。